野村さんは、向上心を持って作品を知的に探求しています。同時に、作曲家だけでなく様々な共演者たちの想いも深く理解することができます。作曲家と共演者をも繋ぐことが出来るのです。彼女は共感力、洞察力に富んだ素晴らしい音楽家です。
-Albert Lotto-

野村 祥子

Sachiko Nomura

和歌山県に生まれ、東京で育つ。4歳よりヴァイオリンを始める。

桐朋学園大学、同大学院修士課程を修了。桐朋オーケストラ・アカデミーを経て、佐渡裕氏が芸術監督を務める兵庫芸術文化センター管弦楽団に入団。2010年~2014年までコアメンバー、レジデント・プレイヤーを務める。2013年、フランスのfugato国際音楽祭ヴァイオリンコンクールにて、二位及び聴衆賞を受賞。

現在、特定非営利活動法人いろはリズムのメンバーとして、学校での音楽鑑賞会など保育園から高校まで幅広い年齢層を対象とした青少年育成事業に携わっている。また、都内でのデュオリサイタルの他、岩手県、愛知県、大阪府など全国各地にて積極的に演奏活動を行っている。神田音楽学校、ゴーシュ弦楽器ヴァイオリン講師。

大学在学時より、PMFやシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭など、国内外の国際音楽祭に奨学生として参加。ヴァレリー・ゲルギエフ、クリストフ・エッシェンバッハ各氏を始めとする様々な国の音楽家のもと、多様な演奏スタイルや考え方に触れ見識を広めてきた。同時に室内楽に関しても積極的に取り組み、現在の演奏パートナーでもある関純子氏とは、大学の二重奏研究の授業を契機に知り合った。卒業後、彼女を通してロト先生と出会う。

これまでにヴァイオリンを、景山誠治、藤原浜雄、佐藤一紀の各氏に師事。室内楽を、三輪郁、藤原浜雄、岩崎淑、岩崎洸、堤剛、Albert Lottoの各氏に師事。