メンバーの紹介

三代子・中谷・ロト(Piano)
Miyoko Nakaya Lotto

日本生まれ。

三代子・中谷・ロトは、桐朋学園大学音楽部附属・子供のための音楽教室で5歳から音楽の勉強を始める。父(中谷宇吉郎)の転勤に伴い、シカゴでソール・ドーフマンに、東京で井口愛子に師事。17歳で日本音楽コンクールにて第3位受賞。

その後、ジュリアード音楽院に留学。同大学院修士課程を修了。サーシャ・ゴロドニツキに師事。その後サーシャ・ゴロドニツキの助手として18年間ジュリアード音楽院で後進の指導にあたる。

イタリアのブゾーニ国際ピアノコンクールをはじめ、主要な国際ピアノコンクールのファイナリスト。

ジュリアードオーケストラ協奏曲コンクールでは2位、スターリングスタッフコンクールでは1位受賞。

その後全米で演奏し、1970年にアリスタリーホール(Alice Tully Hall)でニューヨークデビューを果たす。

その後、日本、米国、イスラエル、中国、ドイツ、イタリア、オーストリア、スペインでマスタークラスを開催。

また、ジーナバッカウアー国際ピアノコンクール、ヒルトンヘッド国際ピアノコンクール、浜松国際ピアノコンクールの審査員を務める。夏の間は、ドイツで開催されるユーロ芸術祭、イタリアで開催される国際音楽アカデミーだけでなく、全米各地の音楽祭にて指導を行う。

現在、マンハッタン音楽学校、およびパールマン音楽プログラムで教鞭をとっている。

彼女の生徒たちは、リーズ国際ピアノコンクール、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール、ジーナバッカウアー国際ピアノコンクール、浜松国際ピアノコンクール、ショパン国際ピアノコンクールなどで入賞。

三代子氏は、ピアニスト・指揮者のダニエル・バレンボイムとともに、音楽コンサルタント・編集者として、2008年カンヌ音楽祭でグランプリを受賞したドキュメンタリー「Barenboim on Beethoven」を制作。

また、ドキュメンタリー映画「Mahler: The New York Years」の司会者として、ダニエル・バレンボイム、ピエール・ブーレーズ、マーラーの研究の第一人者であるアンリ=ルイ・ド・ラ・グランジェにインタビューを行った。

三代子・中谷・ロトはサーシャ・ゴロドニツキ財団の副会長兼所長であり、現在サーシャ・ゴロドニツキに関する本を執筆中。